サテ対新潟1-1。磯崎、田中、関が出場。得点宮沢

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サテライトBグループ 第3日 2008年4月20日(日) ベガルタ仙台1-1アルビレックス新潟  ユアスタ


西山  平瀬
(田中)(武田)    
飛弾    佐藤   
       (三澤)
宮沢  富田

磯崎 細川 金子 田ノ上
(鈴木)         
シュナイダー
(関)

サブは、関、鈴木弾、三澤、田中、武田y。
久しぶりの暖かいユアスタ仙台。日向では暑いくらいの日差しがある。前日のトップでの追いつかれドローもあって、何か収穫はという面持ちで2000人近い人が来ていた。怪我でリハビリしていた磯崎がようやくスタメンで出場。後半には、キーパーの関、そして田中も出場。

試合は、3分、磯崎が簡単にかわされてシュートまで持っていかれた。最初の2、3プレーは固かった磯崎だが、試合になれてくると体を張った守備や、オーバーラップからのシュートもあって、この日一番の収穫か。

10分を過ぎるとベガルタの方が出足良く、相手のボールを奪い、攻撃につなげていく。特に宮沢から飛弾、ドリブルで突破してチャンスメーク。こぼれを磯崎が拾ってのクロス。12分、飛弾が中央に切れ込んでのシュート、キーパー。19分には、飛弾から西山で、そのまま侵入、西山のシュートはDF。今日の西山はなかなかボールに触れなかったが、飛弾とのコンビは特別に呼吸が合うようだ。20分、シュナイダーが大きく前に出てクリアしようとするが、失敗。あわてて戻るがフリーでシュートされる。しかし弾いて、しのぐ。ファインセーブには違いないのだが。。。

押し込んでいたベガルタが23分、上がっていた磯崎のクロスをエリア内で佐藤が落として、2列目にいた左利きの宮沢が豪快に「右足」でシュート、これがゴール隅に決まって先制。ひさびさにどっカーンというシュートを見た。その後もベガルタが攻勢。25分には宮沢のスルーパスに平瀬がサイドに流れて、折り返すがシュートはキーパー。さらに、飛弾がドリブルでひとり抜け出してのそのまま左足でのシュート、DF。コーナーキックとなり、宮沢のキックにファーサイドでフリーの飛弾が頭で合わせるが、サイドネット。28分、富田の大きなサイドチャンジに、田ノ上が走り込んでのクロス、平瀬が中央で頭で合わせるが、バーの上。

30分、新潟に中央からミドルを打たれるがバーの上。ようやく新潟も反撃。34分、新潟の右サイドからのフリーキックが流れ、ベガルタゴール前でどフリーの選手二人でるが、詰めきれず、助かる。35分、ベガルタの右サイドを中野にトップスピードで抜かれ、クロスに飛び込んだ川又にニアでダイビングヘッドを決められ同点とされる。しかし、追いつかれてベガルタも反撃。37分、飛弾と西山のワンツー、飛弾がキーパー前、フリーで飛び出るが、詰められる。惜しい。39分には、飛弾がドリブル前進、最後はファーサイドに張っていた平瀬へのクロス、これを左足ボレーで豪快にシュートする平瀬。しかしキーパー正面。惜しい。平瀬にはこういうプレーを期待したいのだが。同点で前半終了。

後半。
佐藤に代わり、三澤が入りそのまま右サイドへ。磯崎に代わり鈴木弾が入りFWへ。前半強引なシュート1本に終わった西山は、左サイドのMFの位置に下がり、飛弾が磯崎の後の左サイドDFに回る。しかしこのポジション変更が、チームのバランスを崩す。前半の攻撃であれだけ生き生きしていた飛弾が守備では後手を踏む。裏取られてピンチも、クロスはシュナイダー直接。10分、このあたりから富田が猛然とボールを奪いに行く。相手ボールをカットして、そのままドリブル、DFを引き付けて最後はフリーの平瀬に。シュートはキーパー正面。これは決めてほしいところ。

その後、ボールをキープして回すベガルタだが、出しどころ無く、下げられる。15分、飛弾のロングシュートは枠外。16分、新潟にパスミスを拾われて、すかさずクロスを上げられ、中央からフリーでヘッドを許すが、バーの上。前半無難にこなしていた細川、金子にも疲れが見える。ここで珍しくキーパーの交代。シュナイダーに代わり、関が初登場。さらに珍事。飛弾のクリアミスをつかれ、新潟にフリーでシュート許すが、バー直撃。2分後、さらに中央から新潟のロングシュート、またまたバー直撃。失点しない。関といえばバー?35分、ベガルタも左サイド35mフリーキックのチャンス。宮沢のキック、こぼれを三澤が押し込もうとするが、キーパー。

23分、西山に代わり田中がようやく入る。まず、右サイドMFとして出場。三澤が左に。最後の10分はトップのFWに位置したが、あまりボールにさわれなかった。思い切ったシュートなど、アピールに懸命だったが、まだ体のキレはもうひとつ。動きの特徴は、萬代に似たタイプに見える。

29分、平瀬がサイドからのクロス。ファーサイド、飛弾のヘッドは枠外。30分を過ぎると、全体に疲れからか、相手ボールをカットしても球離れが悪くなり、逆に取り返されるシーンが目立つようになる。三澤、鈴木弾もドリブルで仕掛けて、いいところまでいくが、抜ききるシーンは少ない。35分、宮沢のロングシュート。ここで平瀬に代わり、ユースの武田が入り右サイドへ。田中がようやくFWの位置へ上がる。39分に田中のロングシュート枠外。44分にも相手ボールカットからシュートまでいくが、決められず。ロスタイム。田ノ上の相手ボールカットから絶好のチャンス、三澤のシュートもわずかに外。そのままドローで終了。

個々の選手には、いいところもあったが、ミスも少なくなかった。ポジションが変わってバランスが崩れたシーンもあった。トータルで、トップチームの救世主は彼だ、という選手はまだいないような気がする。しかし、宮沢も90分プレーしたし、田ノ上、飛弾、富田の出足のよさ、磯崎の復調などは期待できる。田中、三澤、弾はどんどん練習試合などで使って調子を上げていってもらいたい。

シュート数:16-14、CK:2-1、FK:12-19  得点:宮沢正史 (新潟)川又  警告:飛弾 (相手)なし (主審)岡部拓人