最終節対草津1-0、苦戦も、関口決勝弾で入れ替え戦へ

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2008年 12月 6日(土)12:00 ベガルタ仙台1-0ザスパ草津 ユアスタ仙台



平瀬 中島
(中原)(ナジソン) 
梁   関口
    (佐藤)
斉藤 富田
  
磯崎 渡辺 千葉 菅井


サブは、萩原、木谷、佐藤、中原、ナジソン。

18,807人のユアスタ。アウエー草津席を除き、ベガルタゴールドとブルーのスタジアム全周コレオが完成。風は強いがまだ南寄り。予報に反して暖かい日差しも差す、ユアテックスタジアム。

苦しい試合だった。
押し気味に攻め込んでも、フリーのシュートをはずしまくり。逆に草津のロングボールからのワンタッチプレーでのカウンターで、フリーのチャンスを何度か与えたが、お付き合いのどフリーはずしで救われた面もあるが、とにかく勝つことだけがノルマの試合。

開始1分、ベガルタがコーナーのチャンス。しかし、こぼれ球を拾われて、草津のカウンターに抜かれかかるも、なんとかクリア。6分、関口が縦に突破、折り返しに平瀬はシュート打てず。7分、梁がやや遠めからグラウンダーのシュート、枠内も、キーパー。10分、草津のコーナー。しのぐ。12分、草津陣内右奥30mのフリーキックのチャンス。相手ゴール前で連続攻撃、最後はエリア内に入っていた磯崎が、中央からフリーで右足のシュート、しかしバーに当たって、下に落ちたものお、わずかにゴールならず。決定的。さらにこぼれをつないでいたが、シュート打ち切れず。ここまで、既に戦力外通告を受けている選手会長、磯崎の攻撃参加が目立つ。

その後は、草津がロングボールからのカウンター、ベガルタは裏狙いの攻撃となるが、決め手のない時間で一進一退。20分を過ぎるとベガルタが攻勢を強める。20分、関口からのクロスに、磯崎のシュート、DF。22分には、攻撃参加した斉藤がドリブルでDFの間を抜け、フリーとなるが、キーパーのタイミングをはずしたシュートは枠外。決定的。チャンスを逃すとピンチが来る。25分、草津のロングシュート、枠外。さらに、ゴール前で回され、つききれず、フリーのシュートを許すが、林の正面。29分、中島が相手ボールにチャージ、ボールを奪って味方の上がりを待つが、もう一歩。

33分、梁のクロスに平瀬が頭で合わせるが、オフサイド。35分、関口のエリア内侵入から始まって、ベガルタは何度もシュートに行くが打ち切れず、最後は平瀬がボールキープしてのシュートも、ヒットせず。キーパー。その後もベガルタがセカンドボールをキープ。次々、ゴールに迫るが、シュートがなかなか打てない。43分、関口から梁、縦に抜け出しえぐって、ゴール中央フリーの中島へのクロスを狙う。しかし、珍しく梁のクロスは精度を欠く。さすがに緊張があるのか。前半は終了間際まで、何度もチャンスがありながら決めきれず、スコアレスで前半終了。

後半。
開始早々、草津にカウンターからフリーを許しシュートされるが、林がセーブ。このコーナーから千葉が遅れ、シュートを許すが外してくれる。その後も草津のワンタッチプレーに翻弄され、ボールを回される。7分、ロングボールであっさり裏を取られ、フリーのヘディングシュートを打たれるが、林が反応。決定的。草津がチャンスを逃していると、ベガルタに流れが来る。12分、今度はベガルタが、スルーパスから梁が縦にえぐって折り返し、フリーで飛び込んだ関口の頭にどんぴしゃ、しかしシュートはバーの上。決定的。15分、平瀬に代わり中原入る。この後、草津がボールをつなぎ、コーナーから攻めるが、なんとか守る。

16分、梁と関口のワンツーで関口がフリーのシュートも外す。17分、今度は草津のカウンターにまたしてもフリーを許し、シュートされるが、外してくれる。決定的。20分、ベガルタがワンツーで梁がシュートも、キーパー。攻守が激しく入れ替わる。21分、スローインからエリアすぐ外にいた梁が、縦にエンゼルパス。これを、裏をとってニアに走りこんだ関口が、ゴールを背にして、反転しながら右足で強烈に決めて、ようやく先制!(J2通算7000ゴール目とのこと)点を取って、勢いづいたベガルタがプレスを始める。中原などが相手を追い込んでコーナーゲット。25分、このコーナーにファーから中央に走りこんだ、渡辺広大が、どフリー。あわせるだけのヘッド、しかし、ひねり過ぎて枠外。決定的。ここまで、守備ではハッスルプレーの広大、ゴールのチャンスを逃す。

その後は草津にボールを回され、疲れてきたベガルタは辛抱の時間が続く。コーナーや、サイドチェンジのクロスボールに防戦一方。時計が進み、残り15分で、追加点を取るというより、次第に時間を使うプレーに移行する。草津も焦りからか、パスミスで流れを作れない。43分、中島に代えナジソン。ポストプレーの切れはいまいち。ロスタイムには、関口に代え佐藤を入れる時間使いで、なんとか逃げ切った。


前半から決定的なチャンスを何度も逃し、相手のシュートミスにも助けられたが、久しぶりに強気の攻め、攻撃的な姿勢が見られ、1-0勝利。J1への挑戦権をゲットした。

試合終了後、アウエー席をびっしり埋めていた草津サポーターからエールを貰った。植木監督の最後の試合を飾りたかったのだろうが、その悔しい思いをエールに変えてくれた。ありがたい。
年間MVPは文句なく、キャプテン梁勇基。セレモニーの後は、退団となる選手へのエール。やっぱり最終節はホームがいい。

ただ、まだ、今季は終わっていない。中3日ですぐ入替え戦の連戦。対戦相手は磐田と決まった。なんとか、かつての王者にチャレンジ、こちらがライジング・サンとなり、J1への道を再び切り開きたい。


シュート数:16-11、CK:5-6、FK:22-23  得点:関口訓充  (警告)ベガルタなし (相手)高田、熊林 (主審)松尾 一