50節対湘南4-2、ロスタイム意地の2発。ロペス、中島2、菅井

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2006年11月23日(木・祝) 13:00 ベガルタ仙台4-2湘南ベルマーレ ユアスタ仙台



ボルジェス 中島
(大柴)
ロペス
(富田)
村上 熊林 菅井
    (梁)
磯崎 丸山 木谷 中田
(富田)
小針
サブは、萩原、富田、梁、大柴、関口

昨日から一気に10度近く気温が下がり、気温9度。真冬の冷たい風が吹くユアスタ仙台。前節、昇格争いから脱落、リスタートとなる勤労感謝の日。意地を見せて少しでも、来期への足ががりとしたい。10,536人。

布陣は前節と同じで、出場停止の千葉に代わり、中田が右サイド。さて、試合の前半の内容はないよう。。。開始3分村上のロングシュート、大きくバーの上。今日も張り切るキャプテン。しかし、動きは湘南の方が断然上。5分、カウンターからサイドをえぐられ、コーナーに逃げる。その後、カウンターの応酬も互いにボール落ち着かず。湘南が次第にボールを保持しはじめる。しかし、 前半11分、熊林の右35mからのフリーキック、巻いたキックがロペスにどんしゃ、ヘッドで先制

これで、ベガルタペースになるかと思いきや、湘南のワンタッチプレーに守りが混乱、アジエルをフリーにして度々ピンチを招く。14分、ミドルシュートをフリーで打たれ、小針がファインセーブ。15分、今度はクロスを放り込まれて、あわせられるが、また小針。17分、ようやくボルジェスがライン際の粘りから折り返すが、中央まにあわず。19分、湘南に侵入許し、フリーでシュート打たれるも、枠の上。20分、カウンターから湘南にシュート打たれるが、ホームラン。21分には、コントロールシュートを打たれ、小針見送るが、バーのフチに当たり助かる。

ここで、椿事。ベガルタのカウンターのボールが流れ、湘南キーパーがキックでクリア、しかしと思いきや、空振り気味のチップ!ボールはころころゴールへ。。。しかし、惜しくも枠をはずし、オウンゴールシュートならず。残念。スタジアムが笑いにつつまれたあとの25分、湘南にサイドをゆすぶられ、最後は切れ込んだアジエルをDF二人が見失い、押し込まれ、同点とされる。その後も湘南の運動量とワンタッチプレーに、プレスもできず、サイド、中央とボールを回され、次々フリーを作られる。しかし、相手のシュートは精度を欠いて、次第に枠に行かなくなり、助かる。ベガルタの攻撃は受けてから考えよう、という遅さで囲まれて、有効な攻撃がなかなかできない。30分に、ロペスのヘディングシュートが1本あっただけ。

しかし、40分過ぎからようやくベガルタの攻撃が目覚める。43分、カウンターから菅井のシュート。ロペスとボルジェスのワンツーから、最後はロペのシュート。そして44分、サイドの密集から、中島がひとりで、エリア内にドリブルでねじ込んで、グランウンダーでシュート、ゴール隅に決まり、2点目

後半。開始早々、サイドを揺さぶられて、またもアジエルに飛び込まれて2-2同点とされる。その後も湘南ペースも、熊林をアジエルのマークにつけ、湘南も次第に運動量が落ち来て、散発的でもベガルタにもカウンターのチャンスが生まれる。10分、中島からボルジェスのスルーパス、DFされる。13分、コーナーのチャンスから村上の折り返し、決まらず。15分、逆にベガルタゴール前、中央やや左25mで湘南のフリーキック。枠を捉えるが、小針右手1本、ポストに当たり、ゴールならず。ここで、攻撃の打開のため、ボルジェスの代わり大柴、熊林に代わり梁入る。前半はしばしば上がりを見せていた村上、菅井はやや引き気味へ。

前目で大柴と梁がポジションを目まぐるしく替えなら、パス交換することで、スペースが生まれてきた。湘南ゴール前でのプレーが増える。しかし、まだ、シュートまではなかなかいけない。20分を過ぎると、湘南も疲れたか、プレスが甘くなり、ベガルタの攻勢が続く。20分、大柴、梁、ロペとつないでシュート。枠外。さらに、大柴の巻いたクロスに梁がエリア内に走りこみ、ヘッドで狙うが外。27分にも、中田のセンタリングから、梁のシュートもDF。完全にベガルタペース。今度は湘南が散発のカウンターを仕掛けるが、前半のようなフォローが少ない。

37分、大柴のいいクロス、しかしキーパー。ここで村上イエロー。次節は出場停止。ベガルタ、攻めてはいるが、パスの出し手ばかりで、シュートする人間がいない。43分、大柴からロペスのヘッド、枠外。44分、相手コーナーから、自陣で中島が拾って、前の大柴へ。大柴ひとりで持ち込んで、誰も上がってこないので、そのままシュートも、角度なくキーパー。

そしてロスタイムは3分。またもホームで引き分けか、と思われたが、丸山の自陣からのフリーキック、こぼれ球を中央から、菅井が30メートルのロングシュートで、豪快にゴール隅に決め、3-2勝ち越し。さらに、相手キックオフを奪い、ドリブルで中島が自分で持ち込んでミドルシュート、4点目で駄目押し。時間使いで、富田がロペスに代わって入ったところでホイッスル。 中身はともかく、勝利へのこだわりが、最後の最後に出て、寒空に集まった1万人のサポに勝利のプレゼント。

チーム全体では、プレスが甘く、マークを見失ったり、判断が遅れて囲まれる課題も相変わらずある。が、先週に引き続き、熊林の、点につながるフリーキックの精度が見られた。菅井は、前半から動き回ってはいたものの、決定的なラストパス2本をミス、代えられそうな気配もあったが、最後に取り返した貴重なゴール。中島は、トラップが大きくてボールが落ち着かないシーンもあったが、今日はパサーではなく、FWらしく自分で決める姿勢が出ての見事な2ゴール。大柴、梁のリズム作りとあわせ、次に向けて、これは意味がある。


シュート数:12-16、CK:4-5、FK:17-32 得点:ロペス、中島勇希2、菅井直樹  (湘南)アジエル2  警告:村上 (相手)石原 主審:岡野宇広