49節対柏1-2、痛恨のミス2つ。逆転で敗れる

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2006年11月18日(土) 14:00 ベガルタ仙台1-2柏レイソル 柏



中島  ボルジェス
     (関口)
ロペス

村上 熊林 菅井
        (梁)
磯崎 丸山 木谷 千葉
(富田)
小針
サブは、高桑、富田、チアゴ、梁、関口。柏は山下が先発。
中田が累積出場停止。4-3-1-2。村上、菅井を久々投入、本職ボランチで前目に。千葉を右サイドDFにしてディエゴ対策、DF丸山の復帰、ツートップはボルジェスと中島と、大幅な変更。

試合は前半引き気味カウンター狙いのベガルタ。なんとか粘り強くプレス、柏の攻撃を分断、柏はロングボールでの侵入が散発的にあるだけ。しかし、攻撃では、ベガルタは人数が足らず、カウンターを仕掛けても、柏の素早い攻守の切り替えで二人、三人と囲まれて、ラストパスも出ない状況。それでも失点ゆるさず相手の焦りを誘う展開は、ある意味思い通りか。

前半。1分ロングボールから柏のロングシュート、ふかす。3分、ベガルタゴール左30mで柏のフリーキック、枠内に飛ぶが小針が弾く。8分、ベガルタもようやく反撃、ロペスからボルジェスのスルーパス、もう一歩。その後、中盤でのせめぎあい。ベガルタも相手の決定機は作らせない。

12分、柏の鈴木がドリブル侵入、中央でクリア。13分、熊林の前線参加からパス、中島がDFにはさまれながらシュートも、ふかす。18分、中島のサイドからのクロスにボルジェスが頭で合わせるが、勢い無く枠外。22分、柏にサイドを破られ、中央へのグランダーのセンタリングを通されかかるが、中央でクリア。27分、ディエゴに持ち込まれシュートされるが、小針がセーブ。28分、エリア内に侵入許すが、村上が体をこじ入れて守る。熊林にイエロー。その後も柏ペースながら、なんかしのぐ。

34分、ようやくベタルタにも流れ。中島がえぐって、ボルジェスへのクロス、ボルのシュートはヒットせず。ボルジェスにイエロー。36分、ベガルタが柏ゴール中央30mでフリーキックのチャンス。村上がロペスにねだって自分でキック、グランダーのいいシュートではあったが、壁にあたり流れる。そして、37分、初めてのベガルタのコーナーのチャンスに熊林の早いキック、ボルジェスが一瞬フリーとなって、相手GK南の足元に頭でたたきつけ、先制。しかし、直後のキックオフ、 柏の速攻、千葉がディエゴを倒したとの判定でPKを与えてしまい、決められ同点にされてしまう。ディエゴをスピードに乗せてエリア内に入れてしまうときつい。それでも、43分、熊林のフリーキックから菅井の惜しいヘディングがシュートがあった。同点で前半終了。先制で、柏を慌てさせるチャンスだったが。。。

後半。サイドを上がる指示があったようで、千葉や磯崎も上がり始める。リスクがあるが、同点ではしょうがないので、攻めるしかない。早速、村上がワンツーからシュート、キーパー。4分、千葉のアーリークロス、いいところに飛ぶがキーパー。7分、柏にフリーでシュート許すが、小針。10分、ロングクロスにボルジェス届かず。菅井にイエロー。11分、柏がベガルタゴール中央左でフリーキック25m。リカのキックはバーの上。17分、フリーで柏にヘッド打たれるが、バーの上。攻防激しくなる。ベガルタも村上、菅井のワンツーなどで攻める。 さらに、千葉のクロスにロペス、合わず。コーナー2本のチャンスもシュートできず。

柏はフランサを投入、ベガルタの流れを切りに入る。これにより、ためを作られ攻め込まれる。ディエゴに潜られるが、なんとか止める。 24分、ベガルタのカウンター、ロペスのシュートのこぼれをエリア内にいたボルジェスが、うまく飛び込んできた村上にパス、村上が倒されPKゲット。劣勢ながら勝ち越しのチャンス。しかしボルジェスのキックはキーパー南の飛んだ方向で弾かれ、押しこみも間に合わず。痛恨のPK失敗。意気消沈のベガルタ。ここから疲れもあり、中盤の動きも落ちてくる。

30分、ボルジェスに代わり関口入る。懸命に動き回るが、柏にすぐ囲まれてしまう。33分、関口のロングシュート、枠外。34分、柏ディエゴのヘッド、枠外。次第に間延びするベガルタ。柏はブラジルトリオが起点で攻め込んでくる。40分、ロペスがロングシュート、枠外。菅井に代え富田入る。ベガルタの中では、キープ力のある富田も、柏に早いつぶしに、少し迷うとすぐ囲まれてしまう。41分、フランサのヘッド、ポストに当たり助かる。しかし、ほっとしたのもつかの間、蔵川に、意表をつくロングシュートを決められ勝ち越し許す。

手堅く守りに入る柏。ベガルタは磯崎に代え梁を投入、3-5-2として攻撃の枚数増やすが、柏の早いプレスになかなか中に入れない。サイドをえぐってもフォローが遅い、いつもの展開に。気持ちがあっても体が動かない状態。劣勢でも勝つチャンスは確かにあったが、基本のところで力不足は否めなかった。そのまま試合終了。柏に逆転を許し、今季の4位以下J2残留が確定した。

ボルジェスはチーム4試合ぶりの久々の得点を上げたが、PKをはずしてしまった。エースが故になぐさめは無し。しかし、他の選手のシュートが少なく、枠にいっていないのも確か。
ルーズボールをぼやっと見てるベガルタの選手と、後半になっても、すかさず落下点に体をこじ入れる柏。その差を埋めていかねばならない。対戦相手にユースや若手が混じり、相手のプレスのスピードがまったく違うサテライトの感覚で、トップチームに出ても通用しない。気持ちが体の動きとなって現れるように、また鍛えてほしい。


シュート数:11-17、CK:4-3、FK:13-17 得点:ボルジェス (柏)ディエゴPK、蔵川  警告:熊林、ボルジェス、千葉、菅井 (相手)ディエゴ 主審:牧野明