39節対山形2-0。シュウェンク頭2発

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2005年11月6日(日)14:00 ベガルタ仙台2-0モンテディオ山形 山形県
 

 バロン シュウェンク
      (千葉)
 財前    大柴
 (関口) 
    
 菅井 シルビ
 (熊谷)    
村上 根引 木谷 中田
     
高桑

サブは、萩原、渡辺、熊谷、千葉、関口。
応援バスが11時に着くと、紅葉の落ち葉が舞うベスパ。すでにビジタ席への列が長々と続いている。バス14台のほか、車での応援も多く、最終的に16000人の入場の内、一万人は仙台サポと思われる。
スタンドの外の特産品の売店で、芋煮やそばをすすっている人だかりを見ていると、もはやサッカーの、みちのくダービーという枠を超え、お祭りのような風情。


 さて試合は、立ち上がりから緊迫感のある展開。開始早々ベガルタコーナーのチャンス。その後、互いに中盤でのプレスが厳しく、ボールを奪い合い、攻守が激しく入れ替わる。シュートまで互いにいけない。10分、山形が、ベガルタゴール中央35mでフリーキックのチャンス、直接狙うもバーの上。14分、逆にベガルタが、ゴール右30mのフリーキック。つながらず。しかし、直後の15分、シルビがボールカット、シュへのスルーパスが決まり、キーパーと交錯しながら、無人のゴールめがけてのループシュートはバーを越える。惜しい。その後も、ベガルタが攻め込むも、クロスの精度がいまいち。しかし20分にも、シルビの縦1本からシュが抜け出し、角度のないところからシュート、これも枠外。

 さらに、カウンターから菅井がドリブル突破、エリア近くまで攻め込むが、シュートまで行けず。山形もカウンターをしかけてくるが、今日のベガルタは中盤、サイドとも、プレスが早く、相手にシュート態勢までは許さない。特に、シルビーニョが相手の背後から度々ボールを奪う。また、いつになくピッチを大きく使う攻撃ができている。23分には、シュからのサイドチェンジのロングパス。26分、菅井にイエロー。28分、大柴が自陣まで戻り、しっかり相手ボールをかき出す守り、ナイスなプレー。32分、山形ゴール30mのフリーキックのチャンス、シルビは触るだけで、シュがロングシュート、壁の跳ね返りを村上が抑えたシュートも、キーパー。

 34分、高桑のクリアのキックが小さく、相手に奪われシュートされ、弾くところをまた狙われるが、なんとかセーブ。ここまでで一番危ない場面。しかし、ベガルタも、36分、シュがまたもフリーで抜け出し、右45度からのミドルシュート、入ったかに見えたが、バー直撃。惜しい。38分には、攻め込まれた後、自陣からボールをつないでのカウンター、シルビのドリブルから財前が抉るが、守られる。そして43分、右コーナーキックから、シュウェンクが打点高くヘッドをたたきつけ、それがバロンに当たってコースが変わり、ファー側のネット揺らす。先制!じりじりした試合展開で、ようやく得点、ベガルタに勢い。44分にも、サイド攻撃からバロンのヘッドが炸裂、追加点かと思われたが、またも、クロスバー直撃。惜しい。山形のサイド攻撃、ドルブル突破を落ち着いて守り、決定機も山形より多い。上昇ムードで前半終了。


 後半。ベガルタは前からのプレスをかけて、ボールを奪いにかかる。しかし、ベガルタのカウンターに対して山形のDFも固い。6分頃まではロングボールの応酬。10分、山形が連続してクロスを入れてくるが、シュートまでは行けず。山形も攻撃に形ができてくる。14分、シルビがパスカットから、シュがドリブルで攻め、コーナーをゲット。16分、山形にゴール前で左右にふられ、最後はフリーでシュートされるが、阿部がふかして助かる。この試合の最大のピンチ。20分にも、サイドをつかれて攻められる。山形、攻勢。22分にも、左右にふられ、侵入をゆするも木谷がクリア。
27分、ようやくベガルタもカウンター、中央から大柴がエリア内に入り、倒されるが、ノーファール。今日も不可思議判定に泣かされる。それでも28分、右コーナーから、DF背後から回って、どフリーになったシュウェンクがヘッド、キーパー一歩も動けないゴールで2-0

 30分、今日もねちこい守備で活躍した菅井に代え、熊谷を入れる。その後、山形にカウンターでえぐられかかるが、中田が粘ってクリア。37分、山形のコーナーキックからファーサイド、フリーでのヘッドを許すが、高桑腕1本で弾く。38分、財前に代え関口はいる。前線で粘り強くボールキープ。山形も疲れからか、攻撃が単調になる。ベガルタはパスカットでカウンター、時間を使う。40分、シュウェンク倒され、足をひきずってピッチの外へ。そこで、42分、シュに代え千葉を入れる。関口が前に。43分、相手のパスミスをバロンが拾い、折り返し、どフリーで中央走りこんだ千葉へ、狙いすましたシュートは、ホームラン。チャンスを逃す。ロスタイムは3分、山形もロングボール放り込みと、FWに入った佐々木に突破させようとするが、そこはがっちりマーク、結局、完封での勝利。


 足首と膝に包帯をしたシュウェンクの状態が気になるが、歩いてサポ前に挨拶に来たから、大事ないように見える。直接対決を制して、勝ち点3を手に入れたが、甲府も勝っている。残り5試合甲府が4勝1分以上、福岡が3勝すると、ベガルタ全勝しても目はなくなる。まだ、ドアは開き始めただけ。2位までのチャンスがあるが、楽観もできない。得失点差勝負も可能性が高い。相手に関係なく、油断なく容赦なく勝ち続ける。得点を重ねる。そして運を呼び込む。
気を引き締めて行こう。


シュート数:10-6、CK:5-7、FK:20-32 得点:シュウェンク2   警告:菅井 (相手)阿部 主審: 廣瀬 格