スキージャンプ女子、高梨沙羅選手がW杯8戦4勝

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もうご存知の方も多いと思いますが、スキージャンプ女子の16歳、高梨沙羅選手が、ワールドカップ8戦目で12本目105mの大ジャンプで逆転で優勝、今季4勝目をあげました。(1/14に2位だった第7戦、15日に第8戦を19時からBS1で録画放送)

小柄ながら、圧倒的な技術で距離を稼ぎ、低い姿勢で、果敢に空中に飛び出していく様は、「空飛ぶ魔女」。キキもびっくりです。最早、来年のソチ五輪の金メダル候補として、世界中からマークされる存在です。

飛ぶ前の表情がいい。女サムライのオーラがあって、鋭い眼差しは戦う姿勢と妥協を許さない意気込みが現れています。

北海道の上川町というジャンプどころで、(父上の指導で)小さいころから飛んできたそうです。北海道には、ジャンプ少年団という組織があちこちにあって、熱心な指導者による育成体制がありますね。

(追記)第8戦は父上の誕生日で、「特別な日で絶対勝ちたかった」とコメントしています。泣かせますねえ。

さらに、海外遠征を考えて、旭川のインターナショナルスクールに在学して、英語にも慣れておくという、準備の良さ。ワールドカップで世界中を転戦しても、ものおじせずにプレーできます。

一番驚いたのは、12月の国内合宿で、転倒ジャンプで脳震盪を起こしながら、1月の次のW杯では、すぐに優勝。恐怖心という単語が辞書にない「魔女」です。

加算ポイントがある、他の選手より低いスタート台からでも、最長不倒を出せる飛ぶ力は十分。あとは、着地のテレマークでポイントをさらに稼げるようになって、てっぺんを目指していただきたいものです。(第8戦ではテレマークも決めた!)

日本には、世界最強の女、レスリングの吉田選手もいますが、「世界一飛ぶ女」の称号も、日本の魔女いや、少女が手にする日もまもなくだと思います。

追伸:久方ぶりの更新。
レスポンシブWebデザインのテンプレートを使用したので、スマホでも同じアドレスでご覧いただけるようになりました。長い間多様なハードに対応したケータイ用のCGIを提供していただいた、太鉄さんには深く敬意を表したいと思います。