勝負師、谷亮子の前に敵なし

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世界柔道は、男子が壊滅的成績、女子もメダリストが次々敗退して、どうなるかと思っていましたが、最後は、世界一強いママこと谷亮子選手が、苦しみながらも、がっちりと金メダルを取りました。

出産でのブランクを経て、32歳での世界一と、日本の女子アスリートでは、ほとんど初めての例でしたが、ママは強し、などという一般論ではなく、谷選手個人の勝負への執念が生んだ結果だと思います。

類いまれな反射神経に、激しい練習の成果もありますが、たとえば、組ませてもらえないとわかったら、足だけでわざをかけてに行ったり、返し技を防ぐために、あまり組み続けないとか、クレバーな戦いぶりも世界一です。根性論だけでは、7連覇はできないでしょう(前回は出産で出場していませんが)。

そして、トヨタに入って、世界中の会場に大応援団を呼び込むのも、戦略としてあったと、前のオリンピックの頃、何かで読みました。勝つためなら、あらゆることを準備しているのです。凄いのひとこと。

勿論、応援するひとも、あれだけの勝ちっぷりを見せてもらえるのですから、やりガイもあったでしょう。

こちらの最後のふんばった3人の世界チャンプの写真(日刊スポーツ)、かなり濃いですが(笑)、心・技・体、尊敬に値するひとたちのショットです。