L(エル)

たぶん今の若い人にとっては、「L」という響きは特別で、固有名詞のようになっているのでしょうね。

当おっさんも、テレビで連続放映された映画「デスノート」2部作を見て、原作漫画は未だ読んでいないのですが、若い人に大変なブームとなっていたことをようやく知ったところで、テレビのCMに乗せられて「L chage the WorLd」を見てきました。

青森県出身の松山ケンイチ扮する「L」というキャラクターが出来上がっていて、前2作から、長身痩躯だけど、頭のいいオタク、インドア派のヒーロー。ではないか、と思っていたのですが、「L」では、なかなかどしてアクションをしています。動き始めたジェットに懸垂で乗り込む、というのは、自分としては「L、強すぎるぞ」と思ってしまいましたが、ファンの人から見てどうなんでしょうか。今回の「L」はいささか頭脳派を超えてスーパーマン過ぎるのでは、という人もいるのではないでしょうか。

もっとも、単独の映画の構成としては、その方が面白いのかもしれません。映画としては、メリハリがあって3作の中では一番楽しめました。天才子役といわれる福田麻由子さんが出ていたり、変わった役どころで高嶋正伸がいい味だしてます。さすが「リング」の中田秀夫監督はツボを抑えていらっしゃる。

見てない人のためにあまり多くは書きませんが、今回はタイでの海外ロケに、爆発シーンや、ヘリでの追撃シーンなど結構お金かけてる感じですね。配給がワーナーになっているので、「テロ」との戦いみたいな要素を前面に出してアメリカ受けを狙っている感じもしますが、原作もそうなのかしらん。