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今更NHKの朝ドラなんて、という人も多いと思います。

実際のこの「ゲゲゲの女房」が始まった時も、歴代の最低視聴率でのスタートだったそうです。確かに、昭和初期の田舎の頑固オヤジ、おとなしいヒロインの子供時代、力み気味の役者のセリフ使いに、「また同じか」と自分も思ってしまいました。

しかし、いよいよヒロインの「女房」大人時代になり、松下奈緒が登場、戦争で片腕を失いながら妖怪漫画を描いている水木しげる(向井理)に嫁いで、島根から上京し、世間が高度成長に向かおうとする昭和30年代、それとは関係なしに「貧乏神」に取り付かれたような、米びつの底が見えるような、夫婦生活を始めたあたりから、山田むつみの脚本が乗ってくるのです。

けなげとか、誠実とか、他人をも思いやる気持ちなど、もう死語になってしまったような場面が自然に描かれています。「人はパンのみにあらず」が、ちりばめられているのです。勿論、パンも必要なので、いろいろ知恵を絞って生き抜いていく。おどろおどろしいけれど、人のこころを捕らえる漫画を精魂込めて書く姿。そして厳しいクリエーター魂。全部今に通じる話です。

水木しげるさんの漫画


外事警察 [DVD]

昨年末、圧倒的な展開力と、渡部篤郎余貴美子さんの卓越した演技力で魅せてくれた、NHKのテレビドラマ「外事警察」が、本日3月24日夜10時から、総集編の形で再放送されます。

リミット 刑事の現場」あたりから、綺麗事抜き、暴力ありの「リアル」な、凄味のあるドラマを放送しているNHKですが、この「外事警察」も、ハードボイルド、スパイ、2重スパイの極地を行って、楽しませてくれます。

「いったい誰を信じたらいいのか」、その不安感。ドラマに引き込まれるでしょう。


さて、様々なドラマで、いかれた人物の役をやっている、主演の渡部篤郎ですが、映画「 重力ピエロ」あたりから、抑えに抑えた演技で、逆にぞっとする恐ろしさ、憎たらしさを呼び起こす好演を続けています。

遠藤憲一のような、見るからにヤクザな男という役者さんもいいですが、本当の「ワル」、いや、「ワル」じゃないのか?と、惑わすところが渡部の真骨頂。総集編で、どこまで伝わるかわかりませんが、是非注目して下さい。

最近、面白いドラマに飢えていたところ、土曜9時からのNHK総合の刑事ドラマ「リミット 刑事の現場2」にはまっています。

刑事の現場からリアルなドラマということで、NHK名古屋放送局が制作している刑事シリーズの第2作。
第1シリーズは見ていませんが、寺尾聡扮する団塊ベテラン刑事と新米森山未來刑事による、「技術の伝承」とか「世代間のズレ」のような話だったのでしょうか?

さて、今回のシリーズは、『ハード・ボイルド』。武田鉄矢(梅木刑事)が、世の中の悪い物を全部貯めてるような表情を緩めることなく、快演。犯罪者を、意識が落ちるまで、文字通り締め上げ、時に罠に嵌め、真の意味で、危ないデカを演じています。

絶対近寄りたくない、女性なら絶対抱かれたくないと言わせるような雰囲気。トラブルメーカーで、署内の鼻つまみ者。そこに、第1シリーズと同じ森山未來扮する3年目の若い刑事が、「常識派」として登場してきます。

シンゴが両さん?

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8月からTBSで、漫画の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を実写ドラマ化し、主演の両津勘吉役を、SMAPの「香取慎吾」君が演じるのだそうです。

  違うだろ~!

まあ、メイクや表情でそれなりにイメージを作るんでしょうが、シンゴ君に、けちでこずるくて、それでいて憎めない、あの役ができるのんでしょうか?それにおやじ臭い役だと思うんだが・・・お笑いだからなんでもいい、ではないっしょ。

折角、そのほかの配役が、秋本カトリーヌ麗子に香里奈、中川圭一に速水もこみち、両津よねは柴田理恵、父親の両津銀次はアニメの勘吉声のラサール石井、そして大原部長が伊武雅刀と、ぴったりきているのに、主役だけはキャスティングしてないで、とにかくSMAPというのが残念です。
サンスポの記事

フジテレビ系のTVドラマ「ありふれた奇跡」ですが、最近、これほど見るのが疲れるドラマも珍しいです。

山田太一の脚本に演出家が気張り過ぎているわけでもないでしょうが、各役者が異常にテンション高くセリフを叫ぶ感じ。設定も際どいものをいくつも重ねて。ひとつひとつは、あるある探検隊なのですが。。。

ストーリーや登場人物の過去の謎の解き明かし、恋の行方は、と普通の興味を持つ前に、大昔のつかこうへいの舞台のような、見る方に緊張を強いる演技で、どうにも落ち着かない。

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