2008年6月アーカイブ

テレビドラマ「ラスト・フレンズ」が終わりました。
以前のエントリでは、ストーリーに興味なし、といいつつ、みなさんと同じように脚本の浅野妙子さんの、緩急攻撃にまんまとやられて、毎回引きこまれました。

上野樹里さんの演技については、映画監督や批評家も、絶賛する素晴らしいものでした。最近では、若くして、ここまで、別人格を演技で作りあげた人も、あまりいないのではないでしょうか。インタビューなどを見ると、ふだんのしゃべり方はむしろ「のだめ」に近い感じなのに、文字通り「男前」を演じました。
また、最終回では、たぶん意識的に女っぽいメークにして、きれいに見せて終わらせようとする演出なのに、最後まで「男」として振舞だろうなということがイメージできました。彼女の代表作になるでしょうね。
映画『僕の彼女はサイボーグ』を見ました。自分が映画を見るとき、第一に、まず女優さん、次ぎにストーリー、その次に監督の順でチョイスしていきます。で、このなんともベタなタイトルからして、内容的には、今テレビでやってる「理想の彼氏」の逆パターンなんだろうな、それでも、綾瀬はるかさんが主役のようだから、どう演じているのか、どう撮っているのか、を見てみたいと思って、でかけました。

しかし、期待以上に「綾瀬はるかはサイボーグ」。もともとの色白の上に、メークと日本離れしたスタイルで、人工的な「理想の彼女」の感じが良くでています。

表情が実にきれいに撮れてます。特に左30度くらいの顔のショットは、本当にきれいです。角度によっては、きれいというより親しみやすい顔になる女優さんですが、右30度は、別次元。決まっております。クァク・ジェヨン監督自身も公式サイトで「彼女をいかにきれいに撮るかを考えた」と言っていますが、はっきり言って、それしか考えていなかったんだろう!このっ。いいんです!それで。

ストーリーや演技演出というより、この映画がいいと思うかどうかは、サイボーグ綾瀬はるかさんが受け入れられるかどうかで、大きく意見が分かれるでしょう。

実は、内容的にも、映画的楽しさがふんだんに盛り込んであります。単なるちまちましたラブストーリーに終わらせずに、ワイヤーアクション、大地震に、カークラッシュ、CGもふんだんに取り入れて、エンディング・テーマはMISIA、いい歌です。
「ターミネーター」と「タイムマシン」と「猟奇的な彼女」が混ざったようなところもありますが、こまかいツッコミやSF的タイム・パラドックスがどうのこうの、というのは野暮な話。愛は時空を超えてるのですぞ。

ラブストーリーというより、もう一度人生をやり直すという究極の夢の実現の話のようでもある。

ラストのオチは、自分的には「ええー」「何でやねん」という感じでしたが、ま、いいか。

しかし、『猟奇的な彼女』、『僕の彼女を紹介します』を撮った韓国人のクァク・ジェヨン監督が、自分の脚本で、日本の俳優、スタッフを使って撮ったというのも面白い企画。ひと昔前なら考えられなかったでしょう。監督は強い女性を描くの好きなんですかね。女性の魅力を引き出すのはうまい人なんでしょうね。

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